ギターとか音楽のあれこれ

ギター本体やエフェクターのレビュー、音楽理論や楽曲解析からただの音楽雑談まで幅広く展してますよ。

Netflix限定!Mötley Crüe The Dirtを見ました

はい、皆様自粛が続く生活が続く中いかがお過ごしでしょうか?

こちらはすっかり更新も自粛して、、、って元々してねーか!すみません!


多少マシにはなってきたものの、バンドマンを初め様々な仕事が激減、大変な時期かと思いますが、私はエンターテインメント業界に従事するものとして常に楽しい生活を提供することを心がけています!てなわけで今回は自宅でみられる娯楽紹介!!
LAメタルを語る上で欠かせない存在!Mötley Crüeです!!
Netflix限定でムービーが公開されているのです。それがこちら!!


www.netflix.com



タイトルはThe Dirt! 「ザ・ダート」です!
えー、ダートの意味ですが、、、、

はい、ロクなもんじゃありませんwww

でも不思議とモトリーにぴったりな気がしますよねw

Mötley Crüeメンバーも制作に携わっている本作ですが、内容はね、もうほんと「冗談でしょ!?」ってモノばかり!
衝撃かつ笑劇!!!



ありえない自体の連続!小学生の悪ガキがそのまま大人になったような、ほんとにどうしょうもない事ばっかりしてますw




これがホントなのか嘘なのか分からないですが、そのどれもが「モトリーならやりかねない、、、」と思えるエピソードですw




悲劇的な側面も描かれたりしますが、個人的にはあまりにも非現実的なことばかりであまり共感はできず、文字通り「エンターテインメント」として見てしまいましたねー。
ロックスターならではというか、基本薬物との関わりありきの問題しかないからかもしれないですね。一般人には起こりえないから想像できないだけかもしれない。




なんですかね、ほんと、やっぱりロックスターはこうじゃないと!って思う反面「これは普通の人には出来ない、、、」と思うものまで様々ですが、演奏シーンはめっちゃカッコイイんですねーほんとに。




特に最初にバンドで演奏する曲、その完成の瞬間なんか「そうそう、これに憧れたんだよなー」と思わされましたね。うん、やっぱりカッコイイ



でもね、この映画の1番の見どころ、、それは





ジー!!!




ジーオズボーンが出てくるんですけど、めっちゃそっくりなの!!!

しかも、行動がほんとにヤバいwww
モトリーもヤバいけど、オジーは神がかっているww


先程モトリーが「小学生の悪ガキ」と書きましたがオジーはもうなんか、、、オジーですw
なんとも言えんww


きっと、ロックの人が悪い人とかヤク中なイメージって、この人たちのせいだと思うw



ここまで来ると憧れを通り越して「これは無理だ」ってなるよほんとww



ミックマーズはなんでこいつらに付き合ってるのかわからん。。と思えるくらいミックは普通に描かれてますw



とにかくこれは絶対見たほうがいいですよ。私生活はともかく、音楽面は最高!
ロックって良いなー、、メタルって良いなー。バンドマンってこうだよなー、、って、LAドリームが詰め込まれた映画です!




なりたいかどうかは別だけどねww



Dr. Feelgood (30th Anniversary Edition)

Dr. Feelgood (30th Anniversary Edition)

  • アーティスト:Motley Crue
  • 発売日: 2019/11/29
  • メディア: CD
Live Wire

Live Wire

Zoom MS-50Gの使い方〜ロックギタリストの場合〜

はいどうもこんにちは

今回は私がどの現場にも絶対に持っていくエフェクター の紹介です。
まぁ紹介するまでもなく知っているかと思いますが、、、


こちら!ZOOMのMS-50Gです!
多機能、コンパクト、単三電池駆動、軽いと良いところしかないコイツ、もはや持っていかない方が難しいですな。

バイパス音も個人的には気にならない、セーフの範囲ですが、ですが、そもそもそこ気にする人はコレ使わないっしょwって思いますw


さて、様々な使い方が提唱されているであろうこの子、皆様はどう使いますか?私は初期の頃



「これ、6個並列に繋げるマルチとして使えればいいのに、、」


と思っておりましたね。事実、そのように左右のボタンを改造して使用している例もいくつか見ました。


また、プログラムモードで6個あるエフェクトをプリセットし、スイッチで切り替えていく使い方もありますが、どうもアレは性にあわなくて、使いこなせませんでしたよええ。

私みたいな脳筋系ギタリストの皆様にはおすすめしませんぜw


そんな私の好きな使い方はAdd1的な使い方。

今ある手持ち機材に何かしら足したい時に、代用するわけですね。



「あー、いまコーラスあったらなー」

「でも次の曲コーラス要らないけどディレイ欲しいなー」



と言った、ギタリストあるある代表
「1曲、ヘタしたらワンフレーズのためにエフェクターボードが巨大化していく」
と言う問題の解決策として多大な効果を発揮していると思います。



そんな私は最近ワーミーを1曲のソロのためだけにボードに搭載し邪魔この上ないですがねwww





とにかくですよ!この使い方は非常にオススメですよ~
どんなにいいエフェクターでも、繋げばつなぐほどパッチケーブルや電源等様々な要因で音質は変化するわけで、それを許容できたとしても結局バラで積んでいたら重たくなるので、それならいっそMS-50gでよくね?ってなります。

音質の変化が許容できない人はもう、肥大化していくボードと共に生きる運命を決めた人達だと思うので仕方ないと思いますw

私は昨今の小型化の恩恵を受けてボードは非常に軽いです。脳筋系ギタリストと言いながら筋力はないのです。
ただのバカってことか。




肝心の各エフェクトの音色ですが、「とび抜けて良い!」と言える程ではないですが「全く役に立たない」という訳では無い、所謂標準的な音色のように思います。


例えば一つ一つのクオリティで言えば個人的にコーラスは他に好きな物があるし、ディレイも別に良い訳では無い、、みたいな、悪くいえば中途半端(-_-;)

でも、充分使える感じ!


初合わせバンドのリハなんかには良いのではないかなー。そもそも何が求められるか分からない!なんて現場にもぴったり!1台でマルチに対応できるのだ!


各種効果のお試しエフェクト的に持って言って、次のリハからお気に入りに差し替え!なんてのもありだよねー。


試しにコーラス使ってみたら良かったから次から好きなコーラス持ってこー!とか。




ちょっとした現場にはいくらでも役に立つ、最高の相棒ですね。いやー利便性って大事!




ところでこのMS50-G、実は上記以外にコイツにしかない機能を楽しむという方法もあります。
例えば、どこを弾いても爆発音しかしないBomberとか最高ですよ!!
(このエフェクト、厳密にはMS50-G以外にもあると思いますが)

コイツの後段にリバーブかまして広がりの調整、ディレイをかまして爆発音のリフレイン、
コンプでサステインの調整、仕上げにパンで左右に振って爆発が楽しめますぜ!!


あくまで楽しむだけですけどね。使い道?ファイナル・カウントダウンのイントロでもやればいいじゃない。



ディレイ×6とかも楽しいよ!楽しいだけで何も産まれないけど!!

そんなMS-50G、コスパにおいて他の追随を許さぬクオリティなのは間違い無いですね。
ギターを始めて触る人には少しハードル高いかもしれないけど、中級者〜上級者は必ず何か使い道が見出せる、そんな一品です!

新年初!

ご無沙汰しております。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

って、去年も10月から書いてないけどねw


新年になった事だし、せっかくなので書きたいと思います!ネタは豊富なのよ!


まずは、幸先良くMy New Gearしましょう!
新機材ご紹介です!!


それがこちら!!




はい、フェンダー カスタムショップ初期物!!テキサススペシャルでございます!








奇跡的に我が手元に来たこの子、見ての通りネックプレートにめっちゃテキサス臭が!いや州が!


肝心のサウンドはまさにSRVを彷彿とさせる太く美しいグリーン、分離感のあるディストーションサウンドはもちろん、クランチ〜オーバードライブがあまりに美しい!!!
理想のサウンドの一つに挙げられる、最高の音色!

と同時に、あまりにも繊細。
指先一つで音色が変わる、というより、息遣いまでバレるようなそんな楽器だと思いました。

いやね、良くこの手の話で

「息遣いが〜」

とか

「思った通りのサウンドが〜」


なんて話、良く見かけると思うんですけど、あれわかりましたわ。
正直今まではわからんと思って半ば迷信的な、比喩的表現かと思ってたよ、、、



でもね、そうじゃ無くて、実際の息遣いがわかるんじゃ無くて、、、


ギタリストってさ、弾く前(音を出す直前くらいかな?)に少し構えるというか、準備しますよね。よし、これから弾くぞ!みたいな。
その時にほんのわずかですけど、体が動くと思うんです。体というか指先というか


その些細な振動さえ拾い上げられて増幅されてしまう(増幅される分アコギよりタチ悪いのかなw)感覚なのかなと思いました。



だから結果として

「あ、今構えたな」

とか

「お、ここで息止めるんだ?」


とか、些細な様子がバレるんだと思います。



そんな繊細な子!扱えない!!!と思いますねwww



ただ、その表現力は抜群で、本当にどんなサウンドでも自由自在。
意思を持ってしっかり音を出せばその通りの音が出せます。結果が良いか悪いかは別としてw



逆になんとなーく流して弾いているとそれはそれでしっかり表現してくれますね。


EMGとかメタルゾーンの対極やねw






しかし、、調べても調べてもこの子の詳細が見つからない!
それもそのはず、ネットで「テキサススペシャル」と検索するとピックアップしか出てこない!!
そりゃそうだわなーww


テキサススペシャルギター




なんて聞いた事ないもんw



ピックアップの画像から検索しても完全に一致のものは無く、果ては本当にフェンダー カスタムショップなのか疑う日々、、、www




まぁ、音がいいからいっか!

と正体については放置されたままなのでしたw





かくして、謎の存在の彼の正体は手元に来てから2ヶ月くらい不明でしたが、前回レスポールを折った時に治してくださった「Bottoms up Guitar」に伺った際に代表の重浦さんに調べていただき、50本限定で生産された正真正銘のフェンダー カスタムショップである事が判明!!!








しかも!ボディはアートエスパーザ、ネックはハービーガステラムと言う贅沢仕様。そりゃいい音するわな。。。。



ちなみに!



どのようにして正体が判明したか、、、重浦さんに伺いました!




その方法とは、、、、、







Google USAを使うというもの!!!!!









全く知らなかったですが、Googleは各国用にローカライズされており、いくら英語で打とうがタイ語で打とうがGoogle Japanでの検索結果は日本向けなのです。



それ故に50本限定のこのギターは日本に情報もなく、ピックアップばかりが出てくるのですね。



ところが、Google USAで同じワードで検索するとそこそこちゃんと出てきます!英語だけど。




なるほど〜そんな検索方法があったのか〜と納得したこの日から私も海外モノの検索にはGoogle USAを活用していますw
英語の勉強にもなるしね!




そんなわけでますますマニアックな検索が出来るようになった当ブログでは今年もマニアックなマイナー機材の紹介から好きなギタリスト紹介、雑談まで幅広くゆるーく更新予定!



「あの機材のレビューってないよな〜」

とか

「聞いた事ないギタリストいないかな〜」

って思った時は見に来てくださいねー!

ネック折れを前向きに乗り切るコーナー&工房備忘録

はい、今回は悲しいお知らせでございます。






えー、、我が相棒、、、折れました!!!(5年ぶり2度目)



レスポールのネック折れ、それはレスポール使いにとって最大限気にするべき事であり本来あってはならないこと、、




ですが折れてしまったら仕方ない!本来沈む気持ちをなんとか前向きに持っていこう!と言う企画をしてみましたw




まず、金銭面はどうしようもないので、事故だと思って潔く払いましょう。
ここは明るく出来ませんでしたw




しかし、、ただの出費ではなく投資と考えれば多少まろやかなダメージになるかと思います!
ネックが折れた事によって、修理工房に依頼を出さねばなりませんね。これはある意味チャンス!今まで出会ったことの無い工房に出会える可能性があるわけですから、自分に合った工房探しと言う側面ではプラスになりますよね!(という名目で前向きになろう。と言うコーナー。)




ちなみに、前回折れた時は


吉祥寺Neiro Design様
http://neirodesign.com/


のお力を借りまして直していただきました。







ですが、今回は折角ですからバンドマン繋がりの皆様に相談してみようと思い描くSNSでオススメの工房を聞いてみました!

その結果、、、、、、





オススメが多すぎて逆に決められないwww

困りましたわw


以下備忘録も込みでの記載になりますが、我が信頼のおけるフレンズの方々から名前があがったのは


大塚Gen 様
http://www.gen-guitar.com/

町田Infinity products 様
https://www.infinityproducts.co.jp/

広尾Aki's guitar 様
http://akisguitar.com/index.html

多摩川Bottoms up guitars 様
https://www.buguitars.com/

永福Dog ear guitars 様
https://ja-jp.facebook.com/dogearguitars/

中野エフシュガー 様
http://www.f-sugar.com/


なんと静岡からもおすすめが!
ヴォイジャーギター 様
https://voyagerguitars.tumblr.com/


ちなみに、私が日頃お世話になっている
福生ギター工房アナグマ
https://toruisozaki.wixsite.com/anaguma


は今回のブログの趣旨の為にあえてスルー致しましたが、今のところ自分にとって最高峰の工房だと思っております。




その中でも今回は最も早く情報を下さったフレンズのオススメ、Bottoms up guitarsさんにお願いすることに!!


個人的には名前を知っていたものの、直接やり取りするのは初めてです、ドキドキしますね。

ちなみに、各工房を検索し、場所や予算の都合などでご連絡出来なかった工房もいくつかありますので、各工房に優劣を付けるコーナーではございませんので、誤解なきよう、、、




さて、今回直接やり取りをさせて頂くことが出来たBottoms up guitarsさんなのですが「今までよりも良い音にしましょう!」と言ってくださった事もあり、そういった方なら安心して任せられるな、と思い遠慮なくお願い致しました。仕上がりが今から楽しみですね!!



今回ご紹介頂いたのに伺えなかった工房はまた別の機会にまた利用してみたいと思います。
リペアや改造の際に自分の好みに合うところを探すのは大切ですからね!
色々な所、色々な人のオススメを聞き、それらが何故良いのか知ると言うのは教えてくださった人の事をもより深く知ることが出来ると思うので、そういった意味でも有用ですね。



そう、これらも全てはネックが折れたおかげw
あぁ~良い経験だなぁ、、、、(前向きに)









そうは言っても、、大切なネックが折れてしまったし、、、、という心のダメージは拭えませんね。

そんな時はハードロック界の神ことマイケルシェンカー師匠が「俺のギターはネックが折れる度に良い音になって帰ってくる」と発言されたと言う記事がありますのでそれを心の拠り所としましょう!(ソース発見できず...w)
私はそれでダメージ軽減に成功しておりますw







ところで、ネック折れの修理をした際に残るヒビの後、塗装で隠すことも出来ますがこういうの個人的には好きですw
なんか良くないですか?w






私が改造モノが好きな所に由来するのでしょうが、見た目が不格好(例えばノブが不揃いとか、あからさまに後付けパーツが見えるとか)、そういうの割とすきですw


ペグが6弦だけ違うとか、PUが一つだけ色が変とかそう言うのね!アツくないですか?w



ロボットとか好きならきっとわかるはず!アーマードコアとかで機能重視で見た目ブサイクなのとか、かえってかっこいい!みたいな、、、


俺だけかな、、、


そう言うの好きな方は改造の1部だと思ってネック折れの後さえもエンジョイしてみてはいかがでしょう?







そんな訳で、ネック折れを前向きに乗り切る方法を色々模索してみましたが、前向きになれたでしょうか?w

全国のネック折れに悲しむ皆様が少しでも元気になれば嬉しいですw

Boss DS-1X

久々の機材紹介!今回はこちら!








Boss DS-1Xです。発売されてしばらく経ちますが、これめっちゃ凄いですよ!









サウンド面でいえばDS-1直径かと思いきやそうでもない感じ。
なんかね、系統は同じなんだけどもう別物と言っていいと思う。



私はデジタル系の歪みがあまり好きではないのですが、これほんとにデジタル!?ってくらいナチュラルです。
なんか、デジタルって嘘くさく感じてしまうというか、偽物感ある音だと思ってたけど、これはすごい!




まずね、ノイズが圧倒的に少ない!
こんなハイゲインでこのローノイズ!?みたいな。
これはデジタルならではなのでしょうね。




ゲインに関しては12時でもしっかりハイゲイン。でもコードの分離感は損なわれないのです。
歪みの質感はHR/HM系ではないなー。逆にちょっとキレイすぎるというか、、表現が難しいな、、、
キメの細かいキレイなディストーションなんだけど、リフ物弾いても悪くは無いけどまぁそこまで感動もしないかな。くらい。
個人的にはシューゲイザー!って感じ。ウォールオブディストーション!みたいな。
オープンコード弾いてるのとか、開放弦絡めたコード弾くとめっちゃ気持ちいい!
とにかく音圧が半端ないのよ!トリオバンドで使った時に一気にレンジ埋めてくれるの!驚愕だったね。
コードも各弦しっかり鳴ってくれるし、音がダンゴにならない!めっちゃ感動!



分離感もしっかりしてるし、レンジも広いんだけどサウンドとしてはドンシャリ傾向強め。ミドルが無い訳では無いんだけど、そのままブースとしてソロ弾いてもいい音じゃないかなー。ソロ用に何かガツッと押し出してくれるブースターと組み合わせて使いたいところ。






各EQの効きも素晴らしく、ローをマックスにしてもモコモコすることもなくローだけ出てくれます。出すぎるけどw
ハイをマックスにすると耳に痛いくらい出ますw
ミドルのツマミはないから、逆にそこを基準にハイとローをどれだけ足すか、の差し引きのが考えやすいかな。
それぞれマックスにしても極端に使えない音にはならないから、大胆なEQセッティングでピンポイント使用もありかと。





とにかく、特筆すべきはその音圧とノイズの無さ!
ひたすらに分厚くローノイズ!もうね、DS-1とは別物ですね!
DS-1持ってても買っていいと思うww




ギターボーカルがバッキングで弾くのとかには凄く向いてるし、最高のサウンドだと思う。
1台持ってて損はしないねw




万能なサウンドか、と聞かれたらそうではないかなーって感じ。
なんかね、音圧ありすぎて逆に持て余すこともあるw
どう頑張っても主張強いのよw
なんかね、このサウンドでオブリ弾いても多分あんまりわからないと思う、聴こえないわけじゃないんだけども、なんか違うのよね。






歌のバックでさりげなく小粋なサウンドを求めるなら絶対使っちゃダメwww
その辺との相性は良くないかも(--;)




DS-1とは別物とはいえ、お手本のようなディストーションサウンド、もちろんNirvanaなんかにもぴったりあいます。







パール・ジャムとかもね




下北系バンド全般にも合うと思う。質感は少し違うけど。



とにかく音圧を求めるなら絶対コレ!
めっちゃ良い仕事しますよ!

エレキギターの最終的な出音に関するあれこれ

すっかり間が空いてしまった。1ヶ月半くらい。
まぁ、それはそれで!笑






久々な今回はエレキギターならではのテーマにしたいと思います!




てなわけなんだけども、そもそも何故こんな話なのかと言うと、皆様の認識するエレキギターの良い音とはなんぞや?という所から始まりまして、、、
今回は私の思う「良い機材」「良い出音」なんかに関するお話です。






一般的に良いギターとされるものの認識としては生鳴りが良い、良質な調整が施されているという基本はもちろん
「反応性に優れている(自分が思ったニュアンスを即座に反映してくれる)」
と言うのがあると思いますが、この点に関してはセンシティブ過ぎて、弾きにくさを感じることもあるかもしれないですね(--;)
俺が下手くそというのもありますがw



これはアンプにおいても同じで、自分が弾いた微妙なニュアンスを感じ取ってそのまま音に出てくる、弾いた瞬間音が出るレスポンスの速さが大切ですね。
この反応速度はチューブアンプよりソリッドステートの方が良いのですが、ロック系の人はマーシャルアンプをはじめとした、チューブの歪み感とその雰囲気を好んで使っていると思われます。

俺もたまにJC弾くと反応はやっ!って驚きますw





それと個人的に最も大切なのが「レンジの広さ」ね。
エレキギター本体ならローからハイまでしっかり出ているか、歪んだ時の各弦の分離感はどうか。ここがしっかりしてるギターは弾いてて幸せになるねー(^^)


アンプなら、各EQがしっかり作動するのはもちろん、オイシイと思える位置にあるかどうかもとても大切。
体感だけどマーシャルのEQは、ミドルって書いてあるけど実質ハイミッド付近で、場面によっては欲しい所には来ないのよね。
ケトナーのEQはハイがマーシャルにおけるミドルくらいの所にあって、ミドルはマーシャルにはない帯域になってるの。そこが個人的には好き。


好みの差もありますが、このEQポイントはとても大切。アンプメーカー各社も、歪みはもちろんここの差が結構売りだったりすると思う。




歪みエフェクターもこれに似てると思う。空間系はまた全然別だけど、歪みは「原音重視」「ニュアンス重視」って、凄いウリにしてない?
どんなに歪ませても手元でクリーンに!みたいなのとか、まるでクリーンをそのままドライブさせたようなナチュラルさ!とか。


如何にナチュラルかつ音楽的なサウンドを作るかをこぞって開発していますね。






そんな感じなわけですが、私が考えるエレキギターにおける良い音は2パターンありまして、1つはギター本体、アンプをはじめ各機材がもつポテンシャルが最大限に活かされているもの。
良いギター、良いアンプ、良いシールドの3点を基本に良質なエフェクター、電源等を使用して作るです。まぁ上述の一般的な認識と相違ないかと。。
これに関してはあまり語る事も無いですよね。なんせ実際にいい音なんだから。







しかし、エレキギターならではの良いサウンドの作り方がもう1つあると思うんです!

それは


「最終的な出音が良ければなんでも良い」


というものw
出音にコミットしますww
こちらは一般的な考え方なのか自信が無いのですが、発想としては良いと思うんだよなー。




で、この出音コミット型のわかりやすい例でいえば「Boss MT-2 Metal Zone」師匠ですね。何繋いでもメタルゾーン!みたいなw
好き嫌いは別れるけども、私はアリだと思う派閥ですw



料理でいえば

「素材の良さを活かした味付け」

「とりあえず味の素いれとけ」

みたいな。どっちも美味しければいいじゃん!みたいな発想なのですw




エレキギターは音作りにおいてアコギとは比べ物にならないほど多くの機材があり、その可能性は無限だと思うのです。
メタルゾーンにモンスターロックのシールド使ったらだいたいどんなギターでもメタルやるにはめっちゃいい音がでる!とかね。



マーシャルとTSの組み合わせもこの類だと思っていて、マーシャルアンプのキンキンなレンジのドライブにTSをかますと程よくハイ落ちしてかつミッドがブーストされ、80's Rockにかせないあの音になるわけですよ。
そのサウンドが良いと思う人が多いからこそTSは評価されるわけで、単体だと正直そこまで評価が高くならないと思います。



そして、個人的にはその組み合わせの妙こそ機材選びの醍醐味だと思ってますww
いやね、良い機材買えばいい音なのは分かってるんだけどさ、なんか実験みたいで楽しいじゃんw


ただ、これをやるには条件があって「ちゃんと良い音を分かっていること」と「目指すべきサウンドがある事」のどちらかが必要ですね。
どちらかと言えば後者の方が強いかな。




「この機材が原音に対してどんな変化を起こしているか」が分からないと使いこなせないし、目指すべきサウンドが無いと良いも何も分からないもんね。
80's Rockやりたい人なら無理に高い機材買わなくてもメタルゾーンとモンスターロックのシールドだけでいいと思うし、カート・コバーンになりたいならDS-1とスモールクローンだけでいいし。

ていうか、メタル命のギタリストが

「原音重視のサウンドが、、」

とか

ピッキングニュアンスが、、」

とかぬかしてたら「いやいや!アナタの世界にはもっと大事な事あるでしょ!」と言ってあげたいw
触れただけで音が出るくらい弦高ベタベタにしてハイゲインの歪みに良いノイズゲートかますんやぞ!と言いたいww(ステレオタイプな例ですw)
ちなみに私は、メタルを弾く時はピッキングで強弱ちゃんと付けられるよりはむしろどんなピッキングでもおなじ出音であって欲しいタイプですw




そう、そんなわけで、ブルースやるにはこの音!メタルにはこの音!みたいなのが自分の中にあれば、そこを目指して機材を組み合わせるのもありかと、、

例えばローが削れるエフェクターにローが膨らみすぎるブースター足してみたり、ミドルめっちゃ強調されるアンプにドンシャリエフェクターかましてみたり、発想は自由になんでも出来ますね。
アンプの良さ、機材の良さを殺してるよ!なんて意見もあると思いますが、その通りですねw
トータルの出音の為に個々の良さを殺してる状態ですが、最終的な結果が良ければ良いのではないかと、、逆に各々の弱点を補強する事で1+1=無限になる可能性を秘めてると思うのです。
アンサンブルにおいて良い音だけどギター単体の音は微妙。みたいな事も多々ある訳ですし。

だから、一般的に評判の良くない機材でも、こう使えば良い!自分には合ってる!
という事が多々あると思います。その組み合わせを発見するのが私の楽しみでもありますw





てなわけで、当ブログではそんな人間が機材レビューやギタリスト紹介したりしてますw
目指す所はいい音なのは間違いないですし、いい音を聞き分ける自信はありますから、変な目で見ないでねw

オヤイデ電気 AXIS-303 GX

今回は電源ケーブルです。いえい!








オヤイデ電気 AXIS-303 GXです。
実はこちら、オヤイデ電気さんのキャンペーンに応募して当選し、入手したものなのです!
ずっと憧れていたかの有名なオヤイデ電気の電源ケーブルを使える日が来るとは、、、感涙です。






ところで、、、、






この手の電源ケーブルの効果ってオーディオオタクにも通じるやや迷信めいた所やプラシーボ効果もあるんじゃないの?
みたいな印象を持たれる方も多いかもしれませんね。
実際、何故電源ケーブルを変えると音質が変わるか私も詳しくは理解してませんw







でも、ありがちな話ですが実際体感してみるとハッキリと効果を感じました。
これはもっと世に広まるべき事だと思います。









先に言っておきますが、通常の電源との比較の音源や動画はありません。すみません用意できませんでした(><)





ただ、この手の変化は体感しないとわかんねーな。とも思うので仕方ないと思うことにしましたw
頑張って説明するから読んでね(><)








最初にこのケーブルに出会ったのは都内某所のスタジオNOAHでお試しレンタルをやっていて、昔から電源ケーブルに興味があったのでレンタルしてみたのです。







ちなみに、現場で会ったことがある方は私の事を普段から音質なんか全く気にしてないようなタイプに思われるかもしれませんが、実は音質にはとてつもなくこだわるタイプなのです。
ギターに関することなら弦とピック、シールドはもちろん、ギター本体の交換出来るパーツだけで言ってもペグ、ナット、ブリッジ、ブリッジのコマ、フレット、各ポッド類、ジャック、配線材、PU、果てはネックプレートまで、めっちゃ細かくこだわる派なのですが、現実的にそこまでこだわるのは中々難しくて、、、^^;







エフェクターもバイパス音や電源ケーブルやパワーサプライ等、並々ならぬこだわりがあるのですよ!
ホントなら毎回デュラセルのプロセルの新品ばかり使いたいですけどw






まぁ何が言いたいかって言うと、それなりにちゃんとした耳は持ってるつもりですよというアピールですねw







そんな私が唯一手を出せなかった領域、それが電源ケーブルなのです。
効果があるとは聞いていたものの、なかなか手が出なくて。。







何故今まで手を出さなかったか、理由は二つあり





①現場のアンプで試せない。
②いい値段するから迂闊に買えない。





という点から買えなかったのです。
後述しますが、電源ケーブルによる音質の変化は繊細かつ微妙なものだと思い込んでいたので、実際自分が使う環境で試せないのなら意味ないし、ネットのレビューをいくら読んでも、比較動画を見ても伝わるものでは無いと思い込んでいました。




試奏に関しては、させてくれるお店ないですもんねw
いや、本当はどこの楽器屋でもやらしてくれるのかもしれないけど、俺はなんかドキドキしてエフェクターみたいに「ちょっと試奏させてください」とか言い出せないジャンルw
とはいえ、試奏しないで買うにはなかなかいい値段するんですよねw







そんなわけで、電源ケーブルの効果が分からず気になったまま十数年が経ち、つい先日冒頭で書いたNOAHスタジオでのレンタルキャンペーンに出会ったのです。ほんと、超ラッキー!って思いました!
ずっと使ってみたかったんだよねー(^^)
今回はわかりやすくする為にギターアンプMarshall JCM900の電源として使用しました!





肝心のサウンド面ですが、スタジオで最初に使った際に思ったのは、、、、









うそ!?これ、もはやエフェクターじゃん!









て感じ。それくらい音が変わります。マジで。
正直、精々ヌケが良くなる気がするー、、とか、そんな気付くか気付かないかの些細な差しかないだろうと思って失礼ながら舐めてましたw
でもこれほんとやばい!!誰が聴いても分かるレベルで変わる!!







ちなみにこの時の私のセッティングは


Gibson Les Paul Classic 改造品
Boss DS-1X(レンタル品)
Marshall JCM900







で、DS-1Xかけっぱなしというスーパーシンプルなセッティングだったのですが、ケーブルをAXISに変えた瞬間に






あれ?DS-1Xの効きが変わった?





と思いました。









なんかね、DS-1Xの前段にTS系のブースターかましたようなシルキーさが足され、でも音域が狭くなることも無く、むしろレンジが広がるのよ。
よく言うような「ベールが取れた」と言うよりは「機材レベルが1段上がった」感覚なの。







JCM900ってマーシャルの中ではそこまで得意なアンプではなくて、800程太くないし、2000程歪まないし、、ってイメージだったんだけど、この電源を使うと800の太さ、2000の歪み具合(今回はDS-1Xだけど)!みたいなイメージに変化しました。電源1つでここまで変わるとは、、







特に音の太さに関しては物凄くわかりやすい。太いというか、音の密度が濃くなって、、芯が出てくる感じ。
私は今までこの手のレビューをいくつも読んでいるのですが「密度が濃い」という言葉の意味がわからず、そんなレビューを読んでも全く分からないと思ったので好きな表現ではなかったのですが、そうと言わざるを得ないですねこれは。
体感しないとわからない新しい感覚って感じ。
なんか、この感覚。イヤホンとかでは感じた事あるけど、アレと一緒なのかなー。。







一応分析してみると、マーシャルのEQでは該当しない帯域のローミッドから、マーシャルのミドルに近い部分のハイミッド、太さと抜けの良さに当たる部分がぐんと出てきて、ハイ部分にはエンハンサーをかましたような艶やかさ、かつ耳障りではない高音域が出る感じ。
音の分離感も良くなって、弦の音一つ一つがしっかり捉えられるの。ダンゴにならないって奴?それが多分密度の濃さなんだと思うんだけど、、、、





トリオバンドでハードロックやってたんだけど、音の隙間を埋めてくれる感じなの!
なんか物足りないな〜、、を解消してくれたよw
3ピースならではの味でもあり難しいところでもあるけど、ハードロックにおいて音が薄いのは致命的なので、エフェクター変えてみたり、音色作り研究も色々したけど、電源ケーブル1つで解決したわwマジで偉大w




ちなみに、同じリハでベースアンプでも試して見たところ、音の密度は確かに上がりますし、太さもグンと増すのですが、一本しかレンタルしていなかったのでギターアンプかベーアンかの2択を迫られた結果、我がバンド環境ではギターアンプに使用する方が効果的だったので、ベーアンへの使用は見送りました。
2本あったら両方に使って、、、も試してみたかったなー。







別現場でPA宅でも試したのですが、今までのセッティングと比べて音量のフェーダー控えめのままでも音圧が出てくる、芯のあるサウンドになりました!
これも結局「密度が濃くなる」に該当する事象だと思います。
本当に、これしか言い方がないんだよな。。
爆音にも負けないボーカルとキーボードをアウトプットしてくれます。しかもレベルメーターに余裕まで出来たわ!ほんと神様(^^)







電源ケーブルって、シールドケーブルと同じくらい、いやもしくはそれ以上に音質に変化をもたらす事をもっと知ってもらいたいですね。
そういった意味で、今回のノアスタジオのレンタルキャンペーンは本当いい機会でしたし、お世話になりました。








そんなわけで現環境において音作りに悩んでいたり、全体的なバランスに悩んでいる方、エフェクターやシールドを買い直すより電源ケーブルを交換する方が良い効果が出る場合がありますよ〜。