ギターとか音楽のあれこれ

ギター本体やエフェクターのレビュー、音楽理論や楽曲解析からただの音楽雑談まで幅広く展してますよ。

オヤイデ電気 AXIS-303 GX

今回は電源ケーブルです。いえい!








オヤイデ電気 AXIS-303 GXです。
実はこちら、オヤイデ電気さんのキャンペーンに応募して当選し、入手したものなのです!
ずっと憧れていたかの有名なオヤイデ電気の電源ケーブルを使える日が来るとは、、、感涙です。






ところで、、、、






この手の電源ケーブルの効果ってオーディオオタクにも通じるやや迷信めいた所やプラシーボ効果もあるんじゃないの?
みたいな印象を持たれる方も多いかもしれませんね。
実際、何故電源ケーブルを変えると音質が変わるか私も詳しくは理解してませんw







でも、ありがちな話ですが実際体感してみるとハッキリと効果を感じました。
これはもっと世に広まるべき事だと思います。









先に言っておきますが、通常の電源との比較の音源や動画はありません。すみません用意できませんでした(><)





ただ、この手の変化は体感しないとわかんねーな。とも思うので仕方ないと思うことにしましたw
頑張って説明するから読んでね(><)








最初にこのケーブルに出会ったのは都内某所のスタジオNOAHでお試しレンタルをやっていて、昔から電源ケーブルに興味があったのでレンタルしてみたのです。







ちなみに、現場で会ったことがある方は私の事を普段から音質なんか全く気にしてないようなタイプに思われるかもしれませんが、実は音質にはとてつもなくこだわるタイプなのです。
ギターに関することなら弦とピック、シールドはもちろん、ギター本体の交換出来るパーツだけで言ってもペグ、ナット、ブリッジ、ブリッジのコマ、フレット、各ポッド類、ジャック、配線材、PU、果てはネックプレートまで、めっちゃ細かくこだわる派なのですが、現実的にそこまでこだわるのは中々難しくて、、、^^;







エフェクターもバイパス音や電源ケーブルやパワーサプライ等、並々ならぬこだわりがあるのですよ!
ホントなら毎回デュラセルのプロセルの新品ばかり使いたいですけどw






まぁ何が言いたいかって言うと、それなりにちゃんとした耳は持ってるつもりですよというアピールですねw







そんな私が唯一手を出せなかった領域、それが電源ケーブルなのです。
効果があるとは聞いていたものの、なかなか手が出なくて。。







何故今まで手を出さなかったか、理由は二つあり





①現場のアンプで試せない。
②いい値段するから迂闊に買えない。





という点から買えなかったのです。
後述しますが、電源ケーブルによる音質の変化は繊細かつ微妙なものだと思い込んでいたので、実際自分が使う環境で試せないのなら意味ないし、ネットのレビューをいくら読んでも、比較動画を見ても伝わるものでは無いと思い込んでいました。




試奏に関しては、させてくれるお店ないですもんねw
いや、本当はどこの楽器屋でもやらしてくれるのかもしれないけど、俺はなんかドキドキしてエフェクターみたいに「ちょっと試奏させてください」とか言い出せないジャンルw
とはいえ、試奏しないで買うにはなかなかいい値段するんですよねw







そんなわけで、電源ケーブルの効果が分からず気になったまま十数年が経ち、つい先日冒頭で書いたNOAHスタジオでのレンタルキャンペーンに出会ったのです。ほんと、超ラッキー!って思いました!
ずっと使ってみたかったんだよねー(^^)
今回はわかりやすくする為にギターアンプMarshall JCM900の電源として使用しました!





肝心のサウンド面ですが、スタジオで最初に使った際に思ったのは、、、、









うそ!?これ、もはやエフェクターじゃん!









て感じ。それくらい音が変わります。マジで。
正直、精々ヌケが良くなる気がするー、、とか、そんな気付くか気付かないかの些細な差しかないだろうと思って失礼ながら舐めてましたw
でもこれほんとやばい!!誰が聴いても分かるレベルで変わる!!







ちなみにこの時の私のセッティングは


Gibson Les Paul Classic 改造品
Boss DS-1X(レンタル品)
Marshall JCM900







で、DS-1Xかけっぱなしというスーパーシンプルなセッティングだったのですが、ケーブルをAXISに変えた瞬間に






あれ?DS-1Xの効きが変わった?





と思いました。









なんかね、DS-1Xの前段にTS系のブースターかましたようなシルキーさが足され、でも音域が狭くなることも無く、むしろレンジが広がるのよ。
よく言うような「ベールが取れた」と言うよりは「機材レベルが1段上がった」感覚なの。







JCM900ってマーシャルの中ではそこまで得意なアンプではなくて、800程太くないし、2000程歪まないし、、ってイメージだったんだけど、この電源を使うと800の太さ、2000の歪み具合(今回はDS-1Xだけど)!みたいなイメージに変化しました。電源1つでここまで変わるとは、、







特に音の太さに関しては物凄くわかりやすい。太いというか、音の密度が濃くなって、、芯が出てくる感じ。
私は今までこの手のレビューをいくつも読んでいるのですが「密度が濃い」という言葉の意味がわからず、そんなレビューを読んでも全く分からないと思ったので好きな表現ではなかったのですが、そうと言わざるを得ないですねこれは。
体感しないとわからない新しい感覚って感じ。
なんか、この感覚。イヤホンとかでは感じた事あるけど、アレと一緒なのかなー。。







一応分析してみると、マーシャルのEQでは該当しない帯域のローミッドから、マーシャルのミドルに近い部分のハイミッド、太さと抜けの良さに当たる部分がぐんと出てきて、ハイ部分にはエンハンサーをかましたような艶やかさ、かつ耳障りではない高音域が出る感じ。
音の分離感も良くなって、弦の音一つ一つがしっかり捉えられるの。ダンゴにならないって奴?それが多分密度の濃さなんだと思うんだけど、、、、





トリオバンドでハードロックやってたんだけど、音の隙間を埋めてくれる感じなの!
なんか物足りないな〜、、を解消してくれたよw
3ピースならではの味でもあり難しいところでもあるけど、ハードロックにおいて音が薄いのは致命的なので、エフェクター変えてみたり、音色作り研究も色々したけど、電源ケーブル1つで解決したわwマジで偉大w




ちなみに、同じリハでベースアンプでも試して見たところ、音の密度は確かに上がりますし、太さもグンと増すのですが、一本しかレンタルしていなかったのでギターアンプかベーアンかの2択を迫られた結果、我がバンド環境ではギターアンプに使用する方が効果的だったので、ベーアンへの使用は見送りました。
2本あったら両方に使って、、、も試してみたかったなー。







別現場でPA宅でも試したのですが、今までのセッティングと比べて音量のフェーダー控えめのままでも音圧が出てくる、芯のあるサウンドになりました!
これも結局「密度が濃くなる」に該当する事象だと思います。
本当に、これしか言い方がないんだよな。。
爆音にも負けないボーカルとキーボードをアウトプットしてくれます。しかもレベルメーターに余裕まで出来たわ!ほんと神様(^^)







電源ケーブルって、シールドケーブルと同じくらい、いやもしくはそれ以上に音質に変化をもたらす事をもっと知ってもらいたいですね。
そういった意味で、今回のノアスタジオのレンタルキャンペーンは本当いい機会でしたし、お世話になりました。








そんなわけで現環境において音作りに悩んでいたり、全体的なバランスに悩んでいる方、エフェクターやシールドを買い直すより電源ケーブルを交換する方が良い効果が出る場合がありますよ〜。