ギターとか音楽のあれこれ

ギター本体やエフェクターのレビュー、音楽理論や楽曲解析からただの音楽雑談まで幅広く展してますよ。

Marshall JackHammer JH-1

みんな大好きマーシャルアンプ。今回はそんなマーシャルが作ったエフェクターのご紹介です!

 

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JackHammer JH-1

 

 

です。どこぞのヤク漬けの格闘家ではありません。

 

 

今更さんざん書かれていることと思いますが、マーシャルエフェクターと言えばThe Guvnorというイメージが強いのではないでしょうか?

今はジョン・メイヤーの影響か、ブルースブレイカーも有名ですかね。

 

 

 

その他にも色々ありますが、個人的にこの形のマーシャルエフェクターは好きなものが多いです。ED-1とかBB-2とか。

 

 

 

 

 

 

 

肝心のサウンドですが、もうね、ODモードはひたすらにマーシャルですw

誰がなんと言おうがマーシャルですねこれはw

私は個人的にJCM900よりも、JCM2000かJCM800のどちらかが好きなのですが、これはもうなんでもいけるw

マーシャルアンプっぽさなら右に出るものは無いのではないでしょうか。

 

DSモードはよく、こもった音!なんて評判を聞きますが、確かに使いにくい!こもるというかローが出まくり!みたいな。

いや、全然マーシャルじゃないじゃん!みたいな気がするモードだし、なんならODのが歪むしwみたいな。

でも、粒のきめ細やかなサウンドは嫌いじゃないんだな〜。フュージョン系のリードトーン的な。ODチャンネルがハイミッドと荒々しさにシフトしてるなら、こちらはローミッドとキメ細かさにシフトしてるかな。

図太いトーンでリード弾く時は使いやすいと思う。バッキングには向かない気がするけどw

オールドマーシャルの1chに似ている気がすると思います。 

 

 

操作系統は少し特殊で、一番左がOD/DSモード切替スイッチ、そこから順に2連軸ポッドでGain/Volume、Treble/Bass、Freq/Contourとなっています。

分かりにくいのはFreq/Contourくらいで、あとは素直なもんですね。まずContourから弄るのがわかりやすいかと思いますが、ざっくり言うとミドルです。ただし、普通のミドルとちょっと違って、あげる程にドンシャリ傾向になる感じ。要はミドルカットですね。

 

Freqの方はContourと密接にリンクしていて、Freqで指定した帯域をContourでカットする。という文字通り周波数をコントロールするのですが、これがまた難しい!!

 

この2つのセッティングだけでも1時間はかけたい所ですがw

実際にそん中にかけられないでしょうから簡単に決める方法をお伝えします。

 

 

それは、まずGain.Treble.Bassを大まかに決め、ContourをMAXにしてFreqを動かす。という物。

ContourがMAXだとFreqでカットされる周波数が非常にわかりやすいんですね〜

それで大まかに自分が好きな雰囲気をまず見つけ、Freqを仮止め。Contourを動かし効き具合を調整し、場合によりTreble.Bassを再調整。そして、ふたたびContourを調整し、ミドルレンジの出方が気に入ればFreqを固定し、最終調整へ。

 

と言うのが1番早いですね。

ちなみに、以前これのODチャンネル+JCM2000のクリーンチャンネルで、JCM2000のドライブチャンネルを再現したことがあるのですが、ほぼほぼそのままでしたよ!この価格でこのサウンド!?みたいなレベルのクオリティ。

 

マーシャルで作る音ならだいたいどんなセッティングでも再現出来ると言っていいと思います。マーシャルアンプを使えばもちろん、JCを初めとするその他のアンプでもマーシャルのエッセンスをふんだんに取り込んだサウンドが出ます。やばいっすw

 

ただね、マーシャルアンプで作った歪みと比べると、明らかに抜けが悪いの。薄っぺらいと言うか、バンドでやると埋もれがちというか、、、だからってハイ上げればいいってもんでもなく、それこそContourの追い込み次第では解消可能な気もするけど、俺は90分ほど戦いましたが無理でしたwwww

 

とはいえ1万以下という値段を考えたら奇跡のようなエフェクターですよこれ!

少なくとも、アンプと比べちゃうくらいのクオリティは保証しまっせ!!

買って損なし!どっかモディファイしてくんないかなーと密かに期待してますw

 

 


Marshall JH-1 [Jackhammer]

〜ペンタで解決!作戦〜

はい、皆様こんにちは。

今回は読むだけ無駄シリーズですw

今回はロック界最強の切り札との呼び声も高い「ペンタトニックスケール」のお話です。

私はロック小僧なのでこの最強の切り札に頼りまくっています。

 

ドラゴンボール神龍るろうに剣心の比古清十郎、遊戯王青眼の白龍魁!!男塾江田島平八等々と同じポジションなのですね。

.......江田島平八は古いだろうか、、、

 

 

 

 

 

そんなペンタ大好きっ子の私はペンタトニックスケールの可能性を追求し続け、ハーモニックマイナースケールとシンメトリカルスケールを除く全てのスケールをペンタで攻略できないか探ってみた時期がありますw

パットマルティーノ先生のネーミングにならった、その名も「ペンタコンバージョン」としてやろう!と。。

コンバージョンの意味はわかりませんが、なんかとりあえず使いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぇ〜なにそれ〜?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っっっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

説明しよう!!!!(ヤッターマン風)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理論上、マイナーとドリアンとフリジアンの3つはそのままペンタの構成音を含んでいますね。

という事は、メジャースケールは3つのペンタポジションがあるということですね!すなわち

Aマイナーペンタ

Dマイナーペンタ

Eマイナーペンタ

の3つです。これらを駆使し、各スケールから一番近くのペンタポジションでやり過ごそう!と言うのがこの理論の根幹です!

別に、音が近くなくても良いけど、例えばFに対するEはすぐ見つけられる!という利便性を考慮して一番近くのペンタポジションを選んでいます!

 

荒波が過ぎ去るまで家で震えて待つ感じ。

 

という事は、メジャースケールは同主調のマイナーペンタで乗り切るとして、リディアンなら半音下、ミクソなら1音上、ロクリアンなら1音下、

を使えば乗り切れる!

ということになりますね。音的には。

あ、この理論(?)はアボイドとか全部無視です。

それぞれ各ペンタにそのスケールの特徴的な所謂「オイシイ音」を使えばペンタトニックスケール+‪α‬のスタイルでありとあらゆるスタイルが可能に!!

FリディアンならEマイナーペンタのルートから半音上を混ぜればFリディアン風の響きに!

(E,F,G,A,B)のアルペジオ的な事ね。

 

という夢のような理論なのだ!!!

さぁどうだい?興味が湧いただろう?

 

さぁさぁ!!!レッツトライ!試してみたぞ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果、、、

 

 

 

 

 

 

行けるっちゃあ行けるっ!!!

 

 

 

 

 

 

という中途半端な結果に!!!!

 

 

 

 

 

 

いやね、結局ペンタだと思ってるから、全然そのスケールらしいフレージング出来ないのよw

でも使ってる音は目的のスケールを使えていると言う不思議な結果にww

 

具体例で言うと

 

オルタード to ペンタ(Key C)

オルタードはメロディックマイナーの7音目からから始まるスケール。

ロディックマイナーの中でペンタトニックスケールがハメられるのは2音目からはじめるドリアンb2スケール。

という事は同一スケール上でスタートの音を変えれば結果オルタードに!つまり

 

Cオルタード=Ebドリアンb2(ペンタ)

(C,(Db),Eb,(E),Gb,Ab,Bb)

 

ということだ!!!!

 

よし!試してみよう!

 

 

 

 

 

 

 

.............

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん、これ、ペンタだ。

 

 

 

オルタードじゃなくて、ペンタだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

.............

 

 

 

 

 

この事態、、、予測できただろうか。。出来たよな、、

 

 

 

 

そう、つまりオルタードスケールに求められるものは構成音ではなく、そのフレージングだったのである。

これはオルタードに限らずどのスケールでも同じ。

結果先に述べた「行けるっちゃあいける」に行き着くのである。

 

例えば、EフリジアンDドリアンをそれぞれEペンタDペンタとして、両者をメジャースケールとして使用する。

 

両ペンタとも同じポジションで同じフレーズを弾くとして、間をEbペンタを使って同じフレーズで半音階で落ちてくる。と言ったメカニカルな使い方には支障ないのだ。

例としてツーファイブで使うとして

Dm→G→CM7

それぞれに

Dm.(Emペンタ)→G.(Ebmペンタ)→CM7(Dmペンタ)

とすると、サウンド的にはオルタードスケールを使えていることになるのだ。アボイドを無視したフレージングになるけど。サウンド的には。全て四分音符として

Dm(E D B A)→G7(Eb Db Bb Ab)→CM7(D)

とかね。

 

 

でもぜんっぜん俺が求めてるオルタードっぽくない!!

なんか悔しい!!!

 

 

 

となるのである。

 

 

 

 

 

 

 

先述の通り、イオニアンスケールはペンタポジションが3つあり変換可能。

ロディックマイナー系のスケールであれば全てドリアンb2ポジションからのペンタに出来るのである。

Cリディアンb7ならGメロディックマイナーの4番目のスケールだから、Aドリアンb2すなわちAマイナーペンタになるのだ。

 

ただ問題は使用はできるが、あくまでペンタトニックスケールのサウンドなのである。

 

 

 

 

 

変なコードに乗っかった変なペンタの音

 

 

になるだけなのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、口惜しい!!!!

 

 

 

 

試合に勝って勝負に負けたような感覚。

 

別にね、間違っちゃいないから、この響きが気に入れば使っていいのよ。でも、俺が求めてるのはもっと大人なフレージング、オシャレな使い方だったのよ。

 

じゃあ初めっから練習しなさいよ。。って事ですな。

 

 

一応、実用性で言えば各スケールを覚えるのに役にはたつよ?ペンタという取っ付きやすいスケールからの発展なので。

運指や音選びも通常のスケールを覚えてる人達より独特な感じになるかもね。

 

役に立たないけどww

 

 

 

 

 

 

という訳であまり役に立たないペンタコンバージョンのご紹介でしたwww

使いたい方は使っていいけど、この名前を広めてね(はぁと)

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルース進行の基本とかソロのあれこれ

ブルース進行。

恐らく楽器演奏者の殆どが知っているであろうこの言葉ですね。今日はこのブルース進行について理論的なお話でもしてみようかしら。

 

さてさて、ブルース進行の基礎と言えばおおまかにこのパターンだと思います。

 

| Ⅰ7 | Ⅰ7 or IV7 | Ⅰ7 | Ⅰ7 |

| IV7 | IV7 | Ⅰ7 | Ⅰ7 |

| Ⅴ7 | IV7 | Ⅰ7 | Ⅰ7 or Ⅴ7 |

 

 

このパターンがよくあるブルース進行であり、ここからの発展系で様々な派生型ブルース進行が作られたわけです。

ちなみに、この進行に沿ってないからと言ってブルースじゃない!なんてことは無く、あくまでも基本的な部分の話。

偉大なブルースの先人達は絶対こんな事気にしないでやってるから、めちゃくちゃな進行も沢山あるのだw

マディ・ウォーターズなんかワンコードで終わり!とかあるからねw

 

さてこの進行、理論的に解説すると、ド頭からⅠ7というダイアトニックから外れたコードを使っています(ここではメジャースケールのダイアトニックコードとして話を進めます)。

 

これの由来はよく分かりませんwそういうものなんだ!として覚えるのが賢いかとw

そもそも、私はまず最初に感覚ありきで、それらが何故心地よく聴こえるかを体系的に整えたものが音楽理論だと思っているのです。分析は好きだけど、とらわれるのは嫌いなのです!

 

というわけでこのいきなりダイアトニックから離れたⅠ7で始まるブルースですが、基本コードは3つ。

Ⅰ7、IV7、Ⅴ7の3つから成り立っています。全部セブンスコードなんですね。

 

セブンスコードと言うのはダイアトニックコードにおいて5番目のコードで、通常トニックコードに解決するドミナントコード、不安定なコードとして使われるのですが、ブルースでは不安定という感じではなく、独特のフィーリングを醸し出していますね。

これがまたブルースの奥深さを出しているというか、一筋縄では行かないというか、難しいところですね!

 

そしてブルースと言えばペンタトニック!ペンタトニックと言えばブルース!という具合に切っても切り離せないのがペンタトニックスケール(以下ペンタ)ですね。

メジャーペンタとマイナーペンタの2種類がある訳ですが、基本的にはどちらもブルースに使えます。むしろこれらをミックスして使うのがブルースの醍醐味のひとつだったりします。

 

なぜメジャーとマイナーが混在して使えるのでしょうか?

ここから少しめんどくさい話になるので物凄く端折った解説ですが、、

ブルースの特性上、メジャーもマイナーも曖昧な感じでなんかオッケー!ってなるのですww

冗談ではなく、ここの曖昧さからメジャーとマイナーが無いパワーコードが生まれたと言う説もありますw

私はこの説なんかバカっぽくて好きですw

 

コード構成音は

R,3,5,b7

Key=Cの場合

C,E,G,Bb

ですね。メジャーペンタ構成音は

R,2,3,5,6

C,D,E,G,A

マイナーペンタは

R,b3,4,5,b7

C,Eb,F,G,Bb

の五音なわけですが、メジャーペンタはコードに対して6th(A),9th(D)の音が、マイナーペンタは#9th(Eb)が使われていますね。この中で#9thというテンションだけがオルタードテンションになる訳ですが、これがブルースにおいて非常に重要なノートなんですね〜これが入ると一気にブルース感が増すというか、泥臭くなるというか、、

b3rd→3rd→1もしくは5(Eb→E→C or G)というフレージングは

まさにブルース!という感じ。

ちなみにこれ、3rd→b3rdは滅多に使わないです。クリームのクロスロードのイントロでいきなり出てきまますが、直ぐに1に解決しますね。

俺は専門学生時代、講師の方に「3→b3に行くくらいなら死んだ方がマシだぞ」とまで言われましたw

 

ここで注目ポイントなのが、メジャーペンタとマイナーペンタの構成音を全て足すと

R,2,b3,3,4,5,6,b7

C,D,Eb,E,F,G,A,Bb

となる訳ですが、ドリアンスケール(R,2,b3,4,5,6,b7/C,D,Eb,F,G,A,Bb)に酷似していることから、ドリアンがよく使われます!手軽にメジャーとマイナーをミックスした雰囲気が出せるんですねー(^^)

ポイントは6th(A)の音!

マイナーペンタ一辺倒のブルースにスパイスを足したい方はぜひドリアンを使いましょうw

 

と、ここまではブルース進行に合わせる形でのソロのスケールですが、セブンスコードに則って大人しくミクソリディアンスケールを弾くことも出来ます。

構成音は

R,2,3,4,5,6,b7

(C,D,E,F,G,A,Bb)

です。1音上のマイナースケール、ここではDマイナーと捉えるのも簡単かもしれませんね。

 

ドリアンがマイナー系なのに対して、ミクソリディアンはメジャー系な響き。構成音もメジャーペンタに4とb7が足されただけですね。

アメリカンなカントリーブルースとかによく合うイメージ!

ちょっと意味わからないかもしれないけど、なんとなくThe America!!って感じの大陸感が出るスケールw

わかるかな?ww

 

メジャーペンタにスパイスを足したい時はミクソリディアンがオススメ!

ポイントは3,4,b7,R(E,F,Bb,C)の音!

 

 

そしてもう1つ忘れてはいけないのはブルーノートと言われるb5th(Gb)の音、これはテンションではなく、かつて黒人に西洋音階(ドレミファソラシド)を教えたところ、彼ら特有の少しなまった音程で歌い始めたのがルーツと言われています。

(恐らくⅠ7というコードもここに由来するものと思いますが、定かではないです。)

経過音として使うのもよし、ロングトーンで伸ばすのもよしと、万能の音ですw

Fからチョーキングロングトーン弾くとそれっぽいw

 

 

メジャーペンタ、マイナーペンタ、ドリアンスケール、ミクソリディアン、ブルーノートを使いこなせたら大抵のブルースは弾けることでしょう。

基本的にはⅠ(C)から始まるスケールで、Cメジャーペンタ、Cマイナーペンタ、Cドリアン、Cミクソリディアンを使えば何とかなりますが、構成コードが全てドミナントなので、コードが変わる度に転調していると捉えてソロを弾くこともできますね。

それぞれC7でCのスケール、F7でFのスケール、と言った具合に使用できます。

さらに発展させてくと前回紹介したドミナントセブンスで使える全てのスケール、オルタードやコンディミ、ホールトーンなんかも各コードで使用できますね。

そうなってくるとまさに無限のフロンティアw

アナタだけのブルースが爆誕しますwww

さぁ、イマジネーション全開でブルースフロンティアに飛び込んでくださいww

 

 

ちなみに、私の考える最強のブルースはマイナーペンタのみです。

 

 

という事で、今回はこの辺で、、

セブンスコードのソロのあれこれ

ここでは音楽理論に基づいてコードスケールについての話をしようと思います。

ちなみに、理論上使えるものの私はカッコよく使いこなせないのでほぼ使わないというスケールも紹介しますw

フレージング等ご自身で探ってくださいw

 

 

基本的にアドリブ演奏に用いられるスケールと言うのは、コードの構成和音とぶつから無ければどのスケールを使用してもオーケーな自由な世界なのですw

そして、セブンスコードは解釈の仕方によって様々なスケールを使用出来るのです。

 

 

まずドミナントコードであるセブンスを使っているという事で、当然のごとくミクソリディアンは使えますね!これは解説不要でしょう。私も使います!

そして、オルタードスケールも使用できますね。

オルタードスケールと言うのは

(R,b2,b3,b4,b5,b6,b7)

というスーパー変態スケールで、メロディックマイナーの7番目のスケールですね。コードに対しての解析をしてみると、、

(R,b9th,#9th,3rd,#11th,b13th,7th)

となります。全てのオルタードテンションを含んでいるのでオルタードスケールなのですね、そして5thはないんですね〜。

(つまり厳密に言うとこのスケールを使う時にはコードの5度を省略しなければならないのです、、)

もうね、物凄くジャズですw弾いてりゃとりあえずジャズですw

こいつを上手く使いこなせるようになるまでが大変なんだ。運指もなんか難しいし。

 

その他メロディックマイナー系のスケールで言うと

リディアンb7

(R,2,3,#4,5,6,b7)

ミクソリディアンb6

(R,2,3,4,5,b6,b7)

ドリアンb2

(R,b2,b3,4,5,6,b7)

なんかが使えるわけです。この辺は私はほぼほぼ使わないですね。と言うか使い方がわかりませんw

ジャズっぽい時には使えるのでしょうが、私はロックギタリストなので全くわからんのですねw

 

 

ホールトーンスケール

(R,2,3,#4,#5,b7,)

コンディミ

(R,b2,b3,3,#4,5,6,b7)

なんて言う、人工的なスケールも使えます。クロマチックも使えるっちゃ使えるか。

コードトーンに対してホールトーンは#11,b13の性質を、コンディミはb9,#9,#11の性質を持っています。いずれもオルタードテンションですね。

同じくジャズっぽい時に使うと良いと思われます。

ホールトーンもコンディミも、ただスケールを弾くだけでもそれっぽく聴こえる超便利スケールなのです!!

だからロックギタリストの俺でもたまに使いますw

インチキかます時には便利だよ(^^)

 

 

それから、忘れちゃいけないハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ(以下HMP5B)!構成音は

(R,b2,3,4,5,b6,7)

となります。これはね、もうね、イングウェイですww以上ですww

ほんとにそれ以外ないと言いたいところですが、割にジャズっぽい時にも使われるのである。エスニックと言われる幅のある音程差が特徴ですね。

ちなみにイングウェイですが、どう聴いてもHMP5Bとしか考えられない音使いなのですが、本人曰く使用スケールは「フリジアンドミナントである。」との事。御大がそう言うのだからそうなのだろうw

(その場合はスパニッシュスケールということになるかと。)

 

こんな所ですかねー、他にもあるかもしれないですが、わかりません!ww

これらを適宜使い分けるのがオシャレなソロのコツ。こう見えて私もアドリブでは無いレコーディング時にはガンガン使用します。インプロビゼーションよりもセットアップしたメロディックなフレーズのが好きなのだ!

 

ブルース進行の際にも解釈によっては使えるスケールということになりますね。他人とは違う変わったソロを弾きたい方は研究しましょうw

 

 

Marshall Vintage Modern 2466

さてさて、今回はこちら!

 

 

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みんな大好きマーシャルアンプ!その中でも少し変わったアンプのご紹介です!

ビンテージモダンというシリーズで、ビンテージマーシャルのサウンドを現代に蘇らせるというコンセプトのアンプです。

ポール・ギルバートさんが使ったことで有名ですね。

 

 

 

 

チャンネルはほぼほぼ1チャンネルです。

Dynamic Rangeというスイッチでクリーンとドライブを切り替えられるんですが、ボリューム差が物凄くあるので、演奏中に切り替えるような使い方は出来ないです。どちらかに固定して使う感じ。

サウンドはまさにThe Marshallって感じの音ですね。

パワー管におなじみのEL34ではなく、KT66という真空管を採用しているそうです。私はその辺はあまり詳しくないのですが、KT66は真空管ロールスロイスと言われているそうです!どういうこっちゃねんww

 

そのせいか、スタジオによくあるJCM900とかJCM2000と比較すると中域のふくよかさがあり、ファットなクリーンに感じるサウンド

JCM800とか、1959系のクリーンですね。

このクリーン好きだなぁー(^^)

 

歪みは割とハイゲインまで行けますが、80'sハードロック系サウンドまで行けるかはギター次第。EMGとかだったらセッティング次第ではメタルも弾けるけど、シングルコイルだとちょっと厳しいかな、、、といった印象。TS系等のゲインブースターとの相性は抜群ですね!

 

コントロール系等はチャンネル切り替えに当たるDynamic Rangeスイッチとその横にMid Boostスイッチの他はシンプルなBass、Middle、Treble、Presenceの4EQに加えてリバーブとマスターボリューム、それからセンドリターンが付いてます。こう言ったところがモダンなポイントですね。

そして特徴的なのがゲインにあたるBody(以下B)とDetail(以下D)の二つのツマミ!これ、1959のch1とch2をリンクさせて使う、所謂チャンネルリンクを再現したコントロールらしいです!

 

Bをあげるとlow〜low-midくらいまでが一気に持ち上がり、Dをあげるとhi-mid〜presenceくらいまでが強くなっていきます。操作感覚はまさに1959そのまま!って感じですね。

回路的にこの2つの後にEQが来るらしいので、音作りの可能性はものすごく広いです!

 

私は普段クリーンチャンネルにして、足元で歪みやら何やらをかけるのですが、クリーンの音を作り込むのが楽しいのなんのって、、

ストラトの場合はBを上げ目にしてDはやや控えめ。レスポールの場合はBを控えめにしてDを上げ目に、、その後EQで調整、場合によってMid Boostスイッチのオンオフ、とJCM系マーシャルより細かなサウンドメイクが出来ます。

このMid Boostは主にシングルPU使用時に音に厚みを出す為に使うことを推奨されています。

音域で言うとlow-mid付近がグンと前に出る感じになるので、アンプのみで音作りする際には非常に強力な武器になりますよ!

ですが、気を付けないとやや割れたクリーンになるので要注意!扱い間違えるとダサい音しか出ませんぜ!!

 

 

ちなみにこのアンプ、ギターのボリュームとトーンコントロールにリニアに追従するように設計されているため、手元で音色に変化をつけるタイプのギタリストには最高ですよ!ハイゲインからクリーンまで、ボリュームのみでいけるって幸せw

ブルースロックなんかには最適じゃないかねホントに。

 

逆にボリュームとトーンなんて触ったことない!ってギタリストはこのアンプについていけないと思うよ^^;

活かしきれないと思う^^;

 

強いて欠点をあげるならアンプ単体でいえば一種類の音色しか出せないところかなー、その辺はJVM系のような多機能アンプに任せて、こちらはあくまでもクラシックスタイルで、というコンセプトだと思います。

 

そんなわけで古き良き骨太マーシャルを便利に!的なものを求めている方には最強にオススメです!!

 

Durham Electronics Sex Drive

さてさて、今日はこちら!

 

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ダーハムエレクトロニクスのセックスドライブです!!

こちら、なんでもチャーリー・セクストンさんという方の為に開発されたのでセックスドライブという名前だそうです。決していかがわしい意味ではない、、はず、、、w

 

こちらは所謂クリーンブースターと呼ばれるジャンルのエフェクターです。後段に繋げばソロの時に音量を稼ぐ、前段に繋げば好きなエフェクターの音質を変えずにゲインを稼ぐ、みたいな、そういう奴。

 

 

https://youtu.be/Bgpq3xsqrTg

 

こちらのデモは昔のサイズがデカい時のものですね。音自体に変化はないので、参考になるかと、、

 

これ、シンプルなコントロール系統ながら抜群に良い!めっちゃ良い!市販品でこんなにいいブースター使ったことないってくらい良いw

 

まずはゲイン、ボリューム、トーン共にセンターからスタート。この時点で既に原音からベールを1枚取ったような美しいトーンが出ますw

 

そこから、ゲインを上げると音が太くなる、ややファットになるような感じのブースト感。

ボリュームを上げるとそのまま素直に持ち上がってくるブースト感。

トーンはそこまで大きく変化するタイプではないのですが、ゲインとボリュームのバランスで作ったファット感、クリーン感に大して見事な味付けを施してくれる位置で動きます。

 

例えば、ゲイン3時、ボリューム11時にして、ややファットに作った音に対して、トーンで抜け感を調整する。みたいな。

その逆で、ボリューム3時、ゲイン12時にして、クリーンに作った音のトレブルを抑える。みたいな。

 

それぞれのコントロールが繊細かつ絶妙なバランスで噛み合っていて相互に作用する。かつ、決して原音を壊すような味付けはしない。といった、弾いたものにしかわからないテイストがありますw

 

また、コンプレッションの効き具合をコントロール出来るミニスイッチがついています。

センターでoff、左でソフト、右でハードと、3種類のモードがあります。

基本的に私はセンター、offで使っていますが、それは単にクリーンブースターとして使っている為に、前段まででめっちゃコンプかかったサウンドだからですw

これ以上はさすがにw

 

左のソフトクリップモードは凄く繊細な効きです。ゲインと連動してるような感じで、ゲイン低めだと「コンプかかってる?」

って気が付かないくらい。でも、確実に効いてるのよ。

右のハードクリップモードはもうガッツリ効きがわかる!でも、俺はこれあんまり使わないかなー。なんかね、クリッピングされるからか、音が1番小さいモードなのよ。

小さいって言うと語弊があるけど、なんというか、、、コンプかけてます!!!って感じですw

多分、コンプレッションのスイッチはゲインブースターとして使う場合には重宝すると思うんだけど、私はボリュームブースターとしてしか使わないからあまり触ってません^^;

 

私はJC-120にフェンダーUSA テレキャスターとBlackstarのHT-DUALの2ch.ドライブチャンネルとこれの組み合わせが一番好きです!

HT-DUALの歪みって、バッキングには良いけどソロになると「もっと前にでる音にしたい、、、」と感じるのですが、Sex Driveを踏んだ瞬間に「あぁ〜気持ちえぇやんけ〜^^」

ってなりますw試奏コーナーから永久に抜け出せなくなりますwww

JC対策なんてレベルじゃなくて、むしろJCでお願いしますwみたいなw

物足りなさを感じていたHT-DUALの音が一気に前に!ベールを取ったような、壁がなくなったような、とにかくホントに素晴らしいサウンド

音にハリが出るというか、押し出しが強くなるというか、、、

ある意味、プリアンプ的に常時オンにしたくなるエフェクトです!それはそれでありかと!

 

 

ベタ褒めしすぎてますが、実際にめっちゃ良いです!唯一の欠点は値段が高い所^^;

2万くらいなら即買いですよこれは!

 

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Van Halen ヴァンヘイレン

個人的に好きなギタリスト紹介第2弾!

今回は超ド定番のこの方!!

 

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はい、エドワード・ヴァン・ヘイレンでございます。

この人はみんな好きですよね(^^)

 

 

俺は初めてこのPanamaのビデオを見た時に「なんて馬鹿なんだこいつらwww」と思いました(褒め言葉)

This is America!!!みたいなww

 

だってド頭からワイヤーに釣られてるデイブリーロスだよ!?その他ジャックダニエルのデザインのベースのマイケルアンソニー、踊りながらギターを弾くヴァンヘイレンと、まともなのドラムのアレックスだけやん!みたいなww

まぁアレックスも銅鑼とかあるし十分派手だけど、この中では大人しいほうよねw

 

そんな中、歌に入る前のピックアップの所(実音でEb.D.Bb〜繰り返しの所)、あそこのエディがかっこよすぎていつも溜息が出ますw

あんな風に弾きてぇーwwwっていつも思いますw

意外とあのタイミングで回ってハーモニクス出しながら後ろに下がるのって難しいんだよー^^;

 

このPVの魅力は計り知れないのですが、それは各々チェックして自分なりの魅力を見つけてコメントに書いてくださいw

 

 

サウンド面に関して言えばエディの特徴はなんと言ってもライトハンド奏法!これを外す訳にはいきませんね。

通常、ギターは左手で弦を抑え、右手の指もしくは右手に持ったピックで弦を弾き音を出すと言う方法で音が出ている訳ですが、なんとエディは大胆にも右手でギターの指板を直接押して音を出すという荒業に出るんですね〜。

 

このライトハンド奏法、タッピングとも言いますが、元祖はエディでは無いにしても、これだけ一般的に認知されるようになったのはやはりヴァン・ヘイレンの功績でしょう。

 

ちなみに、自分が知る限り元祖はこの方!

 

 

Vittorio Camardeseさんという方で、超本格的なタッピングを披露してくれてます!

1965年ということは、ロックで言えばビートルズストーンズの時代、クリームはこの一年後です。

その時からこんなタッピングを聞かせてくれているのは驚愕ですね!彼はジャズギタリストなのですが、エレキギターを歪ませていたら間違いなくロック界でギターヒーローになっていたでしょう。

 

さてそんなライトハンド奏法ですが、エディはこの方に影響を受けた訳ではなく、アランホールズワースという人の影響を受けて始めたそうです。

アランホールズワースはとんでもなく手がでかい!普通の人と比べたら女子アナと横綱くらい差があるwww

 

そんなギタリストの演奏を聴いて幼き頃のエディはどう弾いてるんだろう、、と自分なりに考え抜いた結果、右手で弾くことを思いついたそうで、、、お風呂の中でどこまでも届く小指を想像しながら練習したそうです(何故お風呂?www)

 

そしてあの華々しいルックスも相まって、一気にギターヒーローの座に躍り出たエディ、性格はPV通りお茶目で、テレビでライトハンドを披露する時はカメラから指板を隠してどう弾いているか見せないようにプレイしていたらしいw(やな奴なのかも、、ww)

他にも、ライブの取材に来た雑誌記者を騙すために繋いでもいないエフェクターを自分のボードの中に入れていたり、アンプの電圧を落として使っていたのに「電圧上げたよ」と嘘をついたり(これによってアンプの真空管を飛ばす人が続出、エディもホントにごめんと謝っている。)、イタズラ好きなのは間違いないですねw

 

彼は演奏面において特徴しかないのですがw

フロイドローズ・トレモロ・ユニットを使った大胆なアーミングもまた特徴的!

そもそもこのフロイドローズ、初期型ユニット1号機がヴァン・ヘイレンの手に渡っているそうで、先見の明も抜群だったんですね。

フロイドローズの大胆なアーミングと、ピッキングハーモニクスナチュラハーモニクスを駆使して出すサウンドは馬の嘶き(いななき)のようにも聞こえ、非常にカッコイイ!!

後期のライブのサミーヘイガーとのパナマの感想で聴ける掛け合いもまた最高!!

 

リズム面でもやはり独特で、ソロでは絶対と言っていい程一拍目を弾かないのです。

いや弾く時もあるけど、例外よほんと。殆ど4拍目裏か、一拍目裏から入るの。これに騙されるんだなーこれが。ソロの丁度いいフックになってる感じ。

 

その類まれなるリズム感から繰り出される緩急に富んだフレーズはドリアンスケールを基調とするややメジャー系な音使いが多く、泣きのギター的な要素はほぼないと言っても良い。メロディアスな印象はあっても悲しくはないぞ。

そのポイントの1つがルートから6番の音、ドリアンの特徴的な音ですね。

マイナースケールはここが短6度、ドリアンスケールはここが長6度という以外は全ておなじ構成音で出来ており、ブルースロック等ではドリアンスケールが好まれる傾向にあります。

それは、ドリアンスケールがあたかもメジャーペンタとマイナーペンタをミックスしたかのような、ブルースフィーリング溢れる音色に聞こえるからなのですが、当然ブルースロックから発展したハードロック系のギタリストもよく使うフレーズなわけです。

ただエディはブルースフィーリングと言うよりも、単に響きの良さで使っていたんじゃないかと思いますが、、、

 

音作りに関しては「Brown Sound」と言われ、ヴァン・ヘイレンシグネチャートーンになっています。名前の由来はPeaveyアンプを手がけていたJames Brown氏からだと思います。

そのPeavey 5150アンプから出されるそのサウンドはまさにハードロックのお手本!ロック系ならどんなバンドでも使えるのでは?と言うくらい最高な音色です!

私もサウンドチェックの際はパナマのイントロを弾いていますw理想の音色に合わせたいですからねw

フェイザー使いとしても有名で、MXR Phase90はこのバンドのおかげで有名になったのではないでしょうか。

「Eruption」で聞けるフェイズサウンドとタッピングはエディ奏法の基礎が詰まってますね!

 

そういったセンスの塊のようなフレーズから弾き方、ルックスと何から何までヴァン・ヘイレンは当時のギターキッズの心をわしずかみにしたのは間違いないでしょう。私はリアルタイムでは無いですが完全に心奪われましたw

前回のゲイリームーアがソロで好きな人ナンバーワンなのに対して、ヴァン・ヘイレンはバンドで好きな人ナンバーワンって感じですかねw

 

80'sハードロックの教科書のようなギタリスト、ヴァン・ヘイレン

ロックギタリストなら必聴です!!