セブンスコードのソロのあれこれ
ここでは音楽理論に基づいてコードスケールについての話をしようと思います。
ちなみに、理論上使えるものの私はカッコよく使いこなせないのでほぼ使わないというスケールも紹介しますw
フレージング等ご自身で探ってくださいw
基本的にアドリブ演奏に用いられるスケールと言うのは、コードの構成和音とぶつから無ければどのスケールを使用してもオーケーな自由な世界なのですw
そして、セブンスコードは解釈の仕方によって様々なスケールを使用出来るのです。
まずドミナントコードであるセブンスを使っているという事で、当然のごとくミクソリディアンは使えますね!これは解説不要でしょう。私も使います!
そして、オルタードスケールも使用できますね。
オルタードスケールと言うのは
(R,b2,b3,b4,b5,b6,b7)
というスーパー変態スケールで、メロディックマイナーの7番目のスケールですね。コードに対しての解析をしてみると、、
(R,b9th,#9th,3rd,#11th,b13th,7th)
となります。全てのオルタードテンションを含んでいるのでオルタードスケールなのですね、そして5thはないんですね〜。
(つまり厳密に言うとこのスケールを使う時にはコードの5度を省略しなければならないのです、、)
もうね、物凄くジャズですw弾いてりゃとりあえずジャズですw
こいつを上手く使いこなせるようになるまでが大変なんだ。運指もなんか難しいし。
その他メロディックマイナー系のスケールで言うと
リディアンb7
(R,2,3,#4,5,6,b7)
ミクソリディアンb6
(R,2,3,4,5,b6,b7)
ドリアンb2
(R,b2,b3,4,5,6,b7)
なんかが使えるわけです。この辺は私はほぼほぼ使わないですね。と言うか使い方がわかりませんw
ジャズっぽい時には使えるのでしょうが、私はロックギタリストなので全くわからんのですねw
ホールトーンスケール
(R,2,3,#4,#5,b7,)
や
コンディミ
(R,b2,b3,3,#4,5,6,b7)
なんて言う、人工的なスケールも使えます。クロマチックも使えるっちゃ使えるか。
コードトーンに対してホールトーンは#11,b13の性質を、コンディミはb9,#9,#11の性質を持っています。いずれもオルタードテンションですね。
同じくジャズっぽい時に使うと良いと思われます。
ホールトーンもコンディミも、ただスケールを弾くだけでもそれっぽく聴こえる超便利スケールなのです!!
だからロックギタリストの俺でもたまに使いますw
インチキかます時には便利だよ(^^)
それから、忘れちゃいけないハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ(以下HMP5B)!構成音は
(R,b2,3,4,5,b6,7)
となります。これはね、もうね、イングウェイですww以上ですww
ほんとにそれ以外ないと言いたいところですが、割にジャズっぽい時にも使われるのである。エスニックと言われる幅のある音程差が特徴ですね。
ちなみにイングウェイですが、どう聴いてもHMP5Bとしか考えられない音使いなのですが、本人曰く使用スケールは「フリジアンドミナントである。」との事。御大がそう言うのだからそうなのだろうw
(その場合はスパニッシュスケールということになるかと。)
こんな所ですかねー、他にもあるかもしれないですが、わかりません!ww
これらを適宜使い分けるのがオシャレなソロのコツ。こう見えて私もアドリブでは無いレコーディング時にはガンガン使用します。インプロビゼーションよりもセットアップしたメロディックなフレーズのが好きなのだ!
ブルース進行の際にも解釈によっては使えるスケールということになりますね。他人とは違う変わったソロを弾きたい方は研究しましょうw