ギターとか音楽のあれこれ

ギター本体やエフェクターのレビュー、音楽理論や楽曲解析からただの音楽雑談まで幅広く展してますよ。

Marshall Vintage Modern 2466

さてさて、今回はこちら!

 

 

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みんな大好きマーシャルアンプ!その中でも少し変わったアンプのご紹介です!

ビンテージモダンというシリーズで、ビンテージマーシャルのサウンドを現代に蘇らせるというコンセプトのアンプです。

ポール・ギルバートさんが使ったことで有名ですね。

 

 

 

 

チャンネルはほぼほぼ1チャンネルです。

Dynamic Rangeというスイッチでクリーンとドライブを切り替えられるんですが、ボリューム差が物凄くあるので、演奏中に切り替えるような使い方は出来ないです。どちらかに固定して使う感じ。

サウンドはまさにThe Marshallって感じの音ですね。

パワー管におなじみのEL34ではなく、KT66という真空管を採用しているそうです。私はその辺はあまり詳しくないのですが、KT66は真空管ロールスロイスと言われているそうです!どういうこっちゃねんww

 

そのせいか、スタジオによくあるJCM900とかJCM2000と比較すると中域のふくよかさがあり、ファットなクリーンに感じるサウンド

JCM800とか、1959系のクリーンですね。

このクリーン好きだなぁー(^^)

 

歪みは割とハイゲインまで行けますが、80'sハードロック系サウンドまで行けるかはギター次第。EMGとかだったらセッティング次第ではメタルも弾けるけど、シングルコイルだとちょっと厳しいかな、、、といった印象。TS系等のゲインブースターとの相性は抜群ですね!

 

コントロール系等はチャンネル切り替えに当たるDynamic Rangeスイッチとその横にMid Boostスイッチの他はシンプルなBass、Middle、Treble、Presenceの4EQに加えてリバーブとマスターボリューム、それからセンドリターンが付いてます。こう言ったところがモダンなポイントですね。

そして特徴的なのがゲインにあたるBody(以下B)とDetail(以下D)の二つのツマミ!これ、1959のch1とch2をリンクさせて使う、所謂チャンネルリンクを再現したコントロールらしいです!

 

Bをあげるとlow〜low-midくらいまでが一気に持ち上がり、Dをあげるとhi-mid〜presenceくらいまでが強くなっていきます。操作感覚はまさに1959そのまま!って感じですね。

回路的にこの2つの後にEQが来るらしいので、音作りの可能性はものすごく広いです!

 

私は普段クリーンチャンネルにして、足元で歪みやら何やらをかけるのですが、クリーンの音を作り込むのが楽しいのなんのって、、

ストラトの場合はBを上げ目にしてDはやや控えめ。レスポールの場合はBを控えめにしてDを上げ目に、、その後EQで調整、場合によってMid Boostスイッチのオンオフ、とJCM系マーシャルより細かなサウンドメイクが出来ます。

このMid Boostは主にシングルPU使用時に音に厚みを出す為に使うことを推奨されています。

音域で言うとlow-mid付近がグンと前に出る感じになるので、アンプのみで音作りする際には非常に強力な武器になりますよ!

ですが、気を付けないとやや割れたクリーンになるので要注意!扱い間違えるとダサい音しか出ませんぜ!!

 

 

ちなみにこのアンプ、ギターのボリュームとトーンコントロールにリニアに追従するように設計されているため、手元で音色に変化をつけるタイプのギタリストには最高ですよ!ハイゲインからクリーンまで、ボリュームのみでいけるって幸せw

ブルースロックなんかには最適じゃないかねホントに。

 

逆にボリュームとトーンなんて触ったことない!ってギタリストはこのアンプについていけないと思うよ^^;

活かしきれないと思う^^;

 

強いて欠点をあげるならアンプ単体でいえば一種類の音色しか出せないところかなー、その辺はJVM系のような多機能アンプに任せて、こちらはあくまでもクラシックスタイルで、というコンセプトだと思います。

 

そんなわけで古き良き骨太マーシャルを便利に!的なものを求めている方には最強にオススメです!!